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プチ・パレ常設展 <贅沢な時間>

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感激を胸にひと休みしながら
窓の外のグラン・パレの建物を眺め
それから
無料で観賞できる常設展の作品のある部屋へ向かいました。
10月12日のお話の続きです。

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まずは、シスレー。
Allée de châtaigniers à La Celle-Saint-Cloud, 1865, Alfred Sisley → 
ラ・セル・サン・クルーの栗林の小道
(日本語での正確な絵のタイトルとは違っているかもしれません)

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本物の若冲の絵を見た後に、シスレーの本物の絵を見られる…
なんて贅沢なことでしょう。

思わずプレートを見つめて
ほんとにシスレーの絵であることを何度も確認してしまいました。

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絵画の他に、彫刻や家具なども展示されています。
この小さな彫刻は、詳しいことをメモしてきませんでしたが
紀元前の作品です。

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Portrait de Sarah Bernhardt, 1876, Georges Clairin
「サラ・ベルナールの肖像」ジュルジュ・クレラン

写真に撮ると小さく見えますが、とても大きな絵です。
縦が2m50、横が2mです。
サラ・ベルナールの魅力が溢れていて、惹きつけられてしまいます。

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Les Halles, 1895, Léon Augustin Lhermitte → 
「レ・アールの市場」1895 レオン・オーギュスタン・レルミット

この絵も非常に大きいのです。
縦4m04、横6m35 もあります。

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かつてのレ・アールで開かれていた市場の賑やかさが伝わってきます。
人々の声や動物たちの声
野菜や魚貝類の匂いも感じられる絵だなと何度も前を通っては
立ちながら見たり、絵の前にあるベンチに座ってみたり

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近くまで行って、野菜の色艶を見たりしながら
セイヨウカボチャが並んでいるということは、今頃の季節だなと気が付き
改めて、人々の服装や木々の様子をまたじっくりと眺めました。

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Pierre Joseph Proudhon et ses enfants en 1853, 1865, Gustave Courbet → 
「プロウドンと子供たち」ギュスターヴ・クールベ

クールベの絵を見ると
どうしてもまず「クールベさん、こんにちは」と言ってしまいます。
南仏のファーブル美術館で「クールベさん、こんにちは」の絵を見てからというもの
そういう習慣になってしまいました。

写実主義の画家と言われますが
彼の真実、事実を見つめようとする視線がいいですね。

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Les scieurs de long, 1876, Alfred Sisley
「製材工たち」シスレー

再びシスレーです。
こういう職人の姿を絵でも見ることができるというのは嬉しいことです。
scieurs de long は、正確にいうと縦挽き職人のことだそうです。
興味深いですね。

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L'église de Moret (le soir), 1894, Alfred Sisley
モレの教会堂 シスレー

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夕方の教会堂を描いていますが、この影が夕陽の存在をよく教えてくれますね。
どこかターナーの絵を思わせ、静けさのよく伝わってくるシスレーの絵は
私にとってはとても魅力的です。

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Le remorqueur, le Loing à Saint-Mammès, vers 1883, Alfred Sisley → 
「サン・マメスのロワン川の曳き船」シスレー
(正確な日本語のタイトルは不明です)

フォンテーヌブローの森のはずれにあるサン・マメスの街の秋の光景。
この絵も落ち葉を踏む音や曳き船の煙の匂いなどを感じられます。
ロワン川を見に行きたくなりますね。

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Le village de Knock, 1894, Camille Pissaro → 
「クノックの村」ピサロ

夏から秋にかけてベルギーを旅した折に滞在した村の風景。
落ち着いた村の雰囲気が伝わってきます。

印象派の画家たちの絵が並びました。

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Soleil couchant sur la seine à Lavacourt, effet d'hiver, 1879-1980, Claude Monet → 
「ラヴァクールの日没」モネ

もちろんモネの絵もあります。
縦 1m01,5、横1m50
パリ近郊のラヴァクールの村に滞在していた年の冬のセーヌ河に沈む夕日。
この年の冬は特別に厳しく、セーヌ河が凍ったそうです。
1880年が明けて数ヶ月は、毎日のようにその氷が融ける様子を観察しながら
20枚ほどの絵を描いたということですが、寒かったことでしょうね。
寒いとは美しいこと、と我が町の冬によく思いますが
モネもそんな気持ちになっていたのかなと
思いは138年前の冬のセーヌ河に飛んでいきます。

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Grand paysan, vers 1899, Jules Dalou → 
「偉大な農夫」ジュール・ダルー

彫刻もひとつだけ、写真を撮りました。
オルセー美術館には、このブロンズ像がありますね。
この作品には親しみを感じるのですが、それはこのレプリカが
我が町のいつもの散歩公園に立っているからなのです。

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そのいつものカシューの散歩公園、10月17日の夕方の景色の美しかったこと。

プチ・パレの常設展には、もっとたくさん有名な絵画もありますし
ひとつひとつ、また時間をかけてゆっくり見に行く機会を作りたいほど充実していました。

常設展を見た後は、同じくプチ・パレで行われている特別展の
「ロンドンの印象派作家たち」展を見に行きました。
パリにちょくちょく来られるのなら
日を置いて、若冲の絵を見た感動をじっくり心の中で整えてから
また改めて来たかったのですが、そうもいかず
贅沢が3つも重なった豪華な芸術の秋!の日になったのでありました。

「ロンドンの印象派作家たち」展については、また日を置いて。^^

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「あたしは、何よりもどこよりも
マレ美術館&博物館での一日が最高なのであります!」
U^I^U*

今日は軽~く汚れたようですね。^^



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by echalotelles | 2018-10-19 05:22 | | Comments(0)

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